話は遡る。 アミの怪我に薬を塗りたいけれど、舐め取ってしまう。 オレンジパプリカさんの紹介で「尊馬油」というものを知った。 薬局で見てみると、確かにこんなものがあったな、と思い出す。 沢山の種類が売られていて、売り場でも陳列スペースは狭くない。 とにかく、食べても平気な薬と判断できる。
これを塗って包帯をするが、その作戦は失敗。 取り敢えず、そっと塗ったり、とにかく舐めて傷が悪化しないように祈るばかり。
たくさんの方に心配頂いたお陰か、痛みは取れてきた様子。 殆ど普通に生活できるようになってくれた。
万能薬らしい「馬油」。 常備薬としては有り難い存在といえるだろう。
「だけど、たくさん余っちゃったね」。
ここからの話は、誰かに怒られそうでもあるけれど、意外な展開を思い付いた。
ギターの弦を張り換えるときには、フレットの暴れを調整して、指板も磨く、そしていつもオイルで仕上げている。 ということで、今までは「エゴマの油」(これも食べられるもの)を使っていたけれど、今回は「馬油」にしてみた。
そしてここに、世界初の「馬油琴/バーユーキン」が出現。 怪我の功名?