フクシマは一進一退で安堵出来ない。 原発には原子炉がある。 発電に使わなくても原子力の研究には原子炉も重要なアイテム。 例えば「東京大学」は「弥生」という原子炉を持っていたと思うが、どこにあるのだろう。
東京都にもあるのだろうか。 神奈川県には原子炉が数基あるらしい。
ここ神奈川県川崎市王禅寺にも原子炉があった。
日立製作所、「旧シス開研」は「王禅寺」のすぐ隣に位置する。
こちらの「見学できますか」の言葉が終わる前に「やってません」と返された。
「ここには、もう会社はありません。 解体中です、残務整理の人間がいるだけです」
と続いた。
「ここに原発があると聞いて来ました」
暫しの沈黙の後、「はい、ありました。 でも、今はもう・・・・・・・」
以下、王禅寺地区の原子炉について、Wikiからの抜粋
***
日立研究炉 (HTR) 10%濃縮ウラン軽水炉(プール付タンク型)100kW、神奈川県川崎市王禅寺(東京原子力産業研究所(TAIC研)株式会社内)、建設費は約1.4億円。1961年12月25日臨界。1962年8月に日立製作所から東京原子力産業研究所に譲り渡された。休止 - 炉心解体。
五島育英会研究炉 (MITRR) 東京都市大学(旧武蔵工業大学)、20%濃縮ウラン水素化ジルコニウム炉(TRIGA-Ⅱ型)100kW、神奈川県川崎市王禅寺、1961年12月臨界 - 廃炉。
***
なぜこの場所に原子炉設備があったのだろう。
星が宿る山だから? それはまったく不明。
御参考 「日立 王禅寺センタ」