門から入ると、沢山の石が地面に敷かれている。 種類は多くなく、石の素性を考えるけれど、石のことは石屋に聞け、あやふやなことは言わないでおこう。
門に至る坂道、この奥が武相荘。
パンフレットには「長屋門」とあるけれど、多摩の養蚕農家に長屋門があったのだろうか。 現状はその名にそぐわないけれど、以前は立派なものだったかもしれない。
長屋門風の門から母屋までの敷石は、良い塩梅。 地面の高さなど、経年変化が想像出来ないので、そもそもどのように設えたものだったのか、そんなことを考えながら歩を進める。
これが意外に歩きやすかった。 それは、それぞれの石の水平が保たれているということだろうか。 雨に濡れたりすれば、さぞ美しいことだろう。
次郎の柿は禅寺丸。 実る前にこれほど落ちている。