今回のキルトフェスをどのように捉えるかは、もちろん、人それぞれ。
内容を簡単に説明すれば、国内のコンテスト、作家の新作、海外美術館からの歴史的作品の展示、店舗の出店ブースもたくさんあった。 それからテーマを定めた特別展示ということになるだろうか。
韓国にもこのような針仕事があるらしい。 言葉としては「ヌビ」「ポシャギ/ポジャギ」など聞いたことがあっても、それらを具体的に説明できない。 今回、伝統的キルティング「ヌビ」の先生が作品を持って来日するということで、それが、ひとつの大きな話題になっていた。
「金 海子/キム・ヘジャ」先生。 現場には不在だったが、テレビ番組で、今回のフェスに絡めて紹介されたのを見た。 これもキルトのカテゴリーに入るのか、確かに、ほかにも似た技法は見かけたが、自分の言葉で言わせてもらうと「刺し子」ではないかと思う。 といって、刺し子でないキルトとはどんなものか、よく分からない。
手仕事がどんなに細かくても、わたしは驚かない。 むしろ、この2000年間進歩していないように感じている。 その表現で否定的に感じるなら、言い換えてみよう。 2000年前から手仕事は最高の域に入っている。 10マイクロメートルの世界。
Musik 子守歌 Chopin Berceuse Op.57, Michelangeli