元日に紹介したように、年が改まる夜から大根を干した。
輪切りにされた大根は、庭の物干棚の上で除夜の鐘を聞き、年を越したことになる。
元日の朝は予報通り気温が下がって、ガチガチに凍った。 今年になっても朝は氷点下。
こうして「年越し大根」が出来上がっていった。 凍み大根、第2弾である。
「年越し大根」、なにやら良い響き。 この大根を入れた「七草がゆ」を食べると風邪を
引かないという風習は無いので、この冬から我が家で、始めることにした。
ということで、ひと切れは細かくされて「粥」に入れられた。
それは、七草が揃わなかったことが理由でもある。
庭へ草摘みに出たときに「蕗の薹」がみっつ発見された。 これは横浜から来たフキ。
以前は、黒姫山にあった「超有名蕎麦屋」で貰った苗が元気だったが、消えてしまった。
その蕎麦屋は、少し場所を移動したそうだ。
写真だけで、凝縮された味が伝わると思うが、料理自慢ならこの窪みに何か入れた料理を
考えたくなるかもしれない。
日常の「干し大根」は、冬の日射しの中ではこんなもの。 予定する料理や、部位を考え
て切り方を決める。
皮の部分を捨てたことは一度も無い。 漬け物や金平も良いけれど、干して煮たものは、
格別の味になる。 葉っぱは、それこそ七草の「清白」だから、捨ててはならない。
去年はふたりで150本の大根を食べた。 今年はどうなるだろう。
名実共に「だいこんめし」の生活である。 若い人には勧めないが、年寄りは粗食が一番。
Musik あなたは、どう?