今年は柿に縁があった。 神奈川県川崎市麻生区の「柿生村」(昔の呼び名)の王禅寺で
見つかった「禅寺丸柿」に遭遇。 日本最古の甘柿ということで、盛り上がった。
そして、またまた縁あって「佐渡島」から渋柿を送ってもらうという幸運まであった。
今年も終わるところで、最後に、もう一度「柿のある風景」を見た。
鳥に詳しくはないが、当市の「市の鳥」は「シジュウカラ」で、それを知らせるために
野鳥の資料が配布されている。 多摩川も流れているし、木々も多いからだろう。
それを見ると、この写真にある鳥は「ムクドリ」かと思われる。
鳥は可愛い、という話ではない。 隣の家に当地で通称「ネズミの木/ネズミモチ」と
呼ばれる木があり、それは「モチノキ」の一種と考えられるが、花が咲き、秋に実がなる。
12月になると、その暗い紫の小さな実をムクが食べにくる。
声のうるさい鳥で、通称、「ギャー」と呼んでいる。
食べては、すぐに紫色の糞をするのだが、それが激しい。 落ちる音は雨が降り出したかと
思えるほどだ。
電柱近くの電線にも停まる。 アスファルトの路面にも落としまくる。
大変な汚れ方になるので、歩く人には危険で、気の毒なことになる。 被害者は憤慨。
その実も一昨日までに食べ尽くし、町中を大いに汚して、次は何を食べるのだろう。
近くにJR「八高線」の線路が走っている。
線路脇に渋柿の木があるが、人はその実を採らない、採れたら採りたいが採れない。
通る電車に近すぎるし、手入れをしていないので、木が細くて背が高い。
柿に縁があったので、この冬は注意して見ていたら、ムクが柿に取り付いている。
熟して甘くなっているのだろう。
これも食べ終わると皮を下に落とすのか、落ちてしまうのか、これも往来の危険である。
落ちた皮を見ると、大変上手に食べているのが分かる。 クチバシで突いて、その跡も
残っているが、その割には巧すぎるほどの技術に感心してしまう。
「木守りの柿」も食い尽くされ、冬は本番となり、暦も掛け替えられてゆく。
Musik
元日の朝は冷え込みそうだ。 冬将軍の音楽といえばこれだろう。
ロシアの作曲家チャイコフスキーの「大序曲1812年」。
無謀にも冬のロシアへ攻め込んだナポレオン軍だが、ロシア軍はその寒さを味方に付けて
フランスを撃退する。
デヴィッド・スーシェ演じるテレビの「ポアロ」シリーズで、この曲が使われていた。
犯人が大砲の音に被せて発砲する、というトリックを見破る話だったと思う。
実際の演奏でも大砲が使われることがある。この動画はロイヤル・アルバートホールでの
演奏だが、場内で火を使って大丈夫なのだろうか、と要らぬ心配をしてしまった。
彼等より 9時間お先に NewYear !