こどもの頃、
JNR(日本国有鉄道)鹿児島本線の起点である「門司港駅」の
隣に住んでいた。(現在、駅舎は重要文化財に指定されている)
おかげで、国鉄の汽車に乗ることは珍しいことではなかった。
汽車に乗れば、車内販売がやってくる。「日食」のお出ましだ。
当時は、お茶がセラミック製の急須で売られていた。あれは良い。
半世紀前のことだから、弁当はあまり期待できない。
サンドウィッチが記憶にある。 チーズサンド。
チーズだけが挟んであったような気がする。紙の箱の中に並べられていた。
日食とは「日本食堂」の略称。 食堂車も運営していたと思う。
国鉄分割民営化に伴い、日本食堂も地域別に分かれていったようだ。
「JNR」は「JR」になった。
日食は「株式会社日本レストランエンタプライズ」、略称「NRE」と
変わっていった。
変わるのは仕方ない。何でも変わってゆく。
しかし、これはどうだろう。
「ソーラー・エクリプス」は、元の通り「日蝕」が適当ではないか。
表記の仕方は時代で変わる、高校生のときに「熔鉱炉」が「溶鉱炉」に
変わるというニュースがあった。「さんずい」は勘弁してほしい。
昨年、新日鐵の君津工場を見学したときに、そのことが思い出された。
今回の「日食」の特徴について
・地域の勝手を言うなら、日本の領土内でTotal Eclipseが見られる。
・太陽と月と地球の位置関係で今世紀最長の日食となる。
(影が大きいから)
・人類史上最多の人が見る(チャンスがある)日食となる。
(人口の多いところを影が通過するから)
あとは、晴れを願うばかり。
それにしても、太陽と月が同じ大きさ見える偶然に驚く。
これを奇跡という。
Musik
当時、この映画の「リヒャルト・シュトラウス」には驚きましたね。
Also sprach Zarathustra 『ツァラトゥストラはかく語りき』