伊豆と言って、「何を」、「誰を」、連想するかは人それぞれ。
写真をやってる人なら「下岡蓮杖」を真っ先に思い出すかもしれない。
(先日、彼が使っていたという木製のカメラを見ました)
でも、個人的には「入江長八」を最初に想う。
何と言っても、わたし自身が鏝(こて)職人なので。
今回の目的は「漆喰鏝絵の殿堂 伊豆の長八美術館」。
伊豆の長八は、江戸生まれ。
天下一の「鏝名人/こてめいじん」だった彼は、松崎の出身。
ここは前世紀に訪問したことがある。
漆喰を用いた工芸家、と言えば良いのだろうか。
美術館が建てられている。
この美術館を建てるにあたっては、日本全国から腕自慢の左官屋が多く参加したのだそう。
建物自身も「吉田五十八賞」を受賞している。
誤解無きよう書き添えますが、わたしのコテは、あっと言う間に450℃になります。