俳句の季語として、
冬、山眠る、という。
春、山笑う、という。
夏、滴る、という。
秋は「山粧う」。 山が紅葉に覆われる様子。
出典はよく知らないけれど、中国の画家の言葉らしい。
「春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠として滴たるが如し、
秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如し」
我が家は東京都の中心部(Tokyoの西の果て)、紅葉にはまだ時間が掛かる。
当地は寒くなったからといって見事に赤くなるほどの気候でもない。 中途半端な寒さ?
それでも、ドウダンツツジや、ナンテンと一緒にこのイロハモミジも、少し粧う。
これはまだ黄葉の状態というべきだろう。
鉢植えのイロハモミジが夕日を浴びて輝いていた、そして、すぐにその光りも消えた。
秋の日は釣瓶落とし。 日の沈む様子は、as quickly as a bucket falling into a well。