今年のnhk大河ドラマ「八重の桜」で会津藩家老の西郷頼母(さいごうたのも)を演じる役者さんは、以前、大河ドラマで薩摩の西郷隆盛(さいごうたかもり)を演じてなかったっけ、そいういうのちょっとおかしい気がする。
それはさておき、その役者さんの大ヒットしたシリーズ映画に「釣りバカ日誌」というものがあるらしい。
その中のエピソードにこんなのがあるそうだ。
福島県出身の人が結婚しようとしたら、その彼の親が言ったそうな「山口県の女だけは許さん」と。
つまり、会津の人は、今でも長州の人を恨んでいるのだそうだ。
そうなったであろう事情を考えても、勘違いが多いように思われる。
何れにせよ会津の抵抗は、結果的に申し訳ないけれど、新政府の「東北軽視」へと繋がったのではないだろうか。
ちょっと大胆に言わせてもらうなら、フクシマの復興が遅れるのは、会津戦争にも原因があると考えている。 憎めば憎まれるもの。
我が国の総理大臣といえば、何と言っても山口県出身者が多い。 未だに「長州閥」は政界においては有力なのだ。
前世紀末、長州藩の城下町であった萩市から会津若松市に「互いに遺恨を流そう」、そのように申し出たけれど、残念ながら、会津若松市はそれを断った事実がある。
しかし、震災の後、萩市が送った義援金や救援物資を会津若松市は受け取った。
今度の総理大臣も長州閥のエリートである。 なんとか福島の復興に尽力して、固まった心を和らげるチャンスにして欲しい。 テレビを見ながら、そんなことを思った。