「5月晴れ/ゴガツバレ」は新暦5月の晴れ。
「五月晴れ/サツキバレ」は旧暦の五月/皐月の晴れ、つまり6月から7月、梅雨の合間の晴れのこと。
今は、それを言い分ける人は少ない。 言葉は生きている、時代で変わる。
春の不安定な天気が安定し、梅雨の前の気持ちの良い晴れの日の意味だろう。
五月雨を集めてはやし最上川、この句はフランスの革命記念日の頃のものらしい。
ということは7月の半ば、梅雨末期の大雨だったのかもしれない。 それらが流れ込み、思いがけない水かさと、流れの速さを見たのか。 それとも、じとじと降る梅雨の雨も、川に集まれば大きな流れになるということか。
もちろん、フランス革命はまだ起こってはいない、この句の100年後にバスティーユが襲撃されたと思うと、不思議な気がする。 フランスで人々の気持ちが集まり大きな流れを作ったということだろう。
きょうの朝の庭散歩。 ゴガツバレの太陽が輝いていた。
蜂屋柿の葉に、重なり合う葉の影が映り、面白い模様を見せていた。