駅に行くと工事中の階段の下のところに、臨時の発券所が作られていた。 テントの中のデスクに駅員さんらしきがふたり。 いよいよ橋上駅を壊すのかと思われた。
ホームに出ると何だか様子が違う。 背中に荷物を背負った人が沢山いる。 ラフな衣装とも言えるし、この共通性はなんだろう、それに人が多過ぎる。
後に分かった、ベースの中でマラソン(?)大会があったらしい。 年に一度、二日間だけこの駅は混雑する。 今は夏に開かれる横田基地の友好祭。
実はそれに次ぐ混雑日だったそうだ。
マラソンという言葉も難しく、それを走る競技は40kmくらい走れば良いと思うけれど、時間的な記録が伴うので、現在の競技としては26マイル(41.843km)に、有名な「385ヤード」が付加され、それが続いている。 「アレクサンドラ・キャロライン・マリー・シャーロット・ルイーズ・ジュリアの我が儘」として歴史に残る。
外で乗車券を売るのは、2台しかない券売機の限界を超えることと、改札の混雑を緩和させるためだった。 ハンドマイクを持った駅員さんも数名待機していたのだった。
駅舎周囲の工事は続いているけれど、特段の変化は無いとも言える。
少しずつ撮りだめている「後に旧駅と呼ばれる駅舎」。 駅とその周囲の様子。
1枚目、乗降客の最後にひとり遅れて階段を上っていて見つけた。
稲妻のようでもあり、神社の垂(しで/しめ縄などに差した紙)のようでもある。
何れにせよ天からやって来たものだ。 これが階段の上から下へ光っているのが目に入ったら、それは雷に打たれたに等しい。 大きく明確な声が聞こえた「撮れ」と。