ランディングギアを降ろしたC-130、横田に帰還しようとしている。
その手前に見えているのは隣町のホテルで、近隣では最高ランクだろうか。
ネイチャーフォトと気の利いた話。 格調高いblogを展開するsmall-talkさん、彼は自然を理解した撮影者。 故に、ちょっと真似できない写真の数々が紹介される。
彼が青梅線を利用して奥多摩などへ遠征するときに、このホテルに寄って朝食を食べたという記事があった。 お会いしたことはないけれど、この建物が身近な接点。
日暮れて、そこに電飾が灯された。 イルミネーションは、意外に撮影が難しい。
そのままでサマになることがなく、何か手を入れたくなる。
カメラを縦に動かすと、こんな感じに写る、ご想像通りだと思う。 これでは物足りないので、もう少し考えよう。 カメラを動かしただけでは流れの方向性が単純。
動くモノを入れながらカメラを動かすと、多重性に救われる。
車のテールライトを入れながら、先ほどと同様に写して見ると、こうなる。 違う流れをしているのがクルマのライト。
線的な電飾なので、リボンが描けないかと欲を出すけれど、これでは失敗だろう。
ひとつ前の方が綺麗に感じる。
こんな技も軽んじてはいけない。 練習できるときには、やっておくものなのだ。
それ以上に重要なことは、自分のカメラが、色々な条件下でどのように反応するのか、そのデータを蓄積しておくことにあると思う。 デジカメは勝手に色々やってくれちゃうのだ。 如何に手なづけ、騙して、能力を引き出すか、それはあなた次第。
このような写真は邪道であるから、手を染めることはないとお考えでも、カメラの癖は知っておいた方が良いと思う・・・、でも、もちろん、ご自由になさいませ。