我が家のすぐ近くの線路「八高線」が1996年に全線電化され、東京都の旅客線は全ての電化が完了した。
先日紹介したコルゲート・チューブは現場で使用され、工事は完工。 電線が通され、架空電線に接続されているのを見つけた。
「架空」という言葉について考えると、普段の使われ方は「根拠の無い空想、嘘、でたらめ」のような意味で使われる。
ここでは、「空に架ける」という意味で受け取って欲しい言葉。 電柱から電柱に渡された電線は、「架空電線」ということになる。
なぜ、絵空事を架空と言うのだろうか、ちょっと不思議。
常用漢字に無いからといって、ここを平仮名で書くセンスもどうかと思う。
この「き電」は「饋電」、電気鉄道に電力を供給することを「饋電」と言い、そのための電線を「饋電線」と呼ぶ。 英語では「feeder」と言うけれど、この方が理解しやすいかもしれない。 この上下って、プラスとマイナスのことなんだろうか。 それとも、「上り」と「下り」?
この線路を走る「E233系 0番台」は、「直流 1,500 V」 で駆動される。