こんなに押し詰まってから言うことか、とお叱りを頂きそうな気がする(笑)けれど、
今年は音楽史に燦然とその名を残す「ロバート・ジョンソン」の生誕100年だった。
彼はギターでブルースを弾き語る。 吟遊詩人でもあるだろうし、結果として後世への影響を考えると、音楽史的には「ロックの父」ともいえる人。
彼は5月8日の生まれ。 100歳の誕生日は、震災から間もない時期だったので、そのことに触れずにここまで来たけれど、今年もあしたで終わる。
彼が残した録音は29曲のみ、写真は2点という。
彼には「クロスロード伝説」というものがある。 十字路(クロスロード)で悪魔に魂を売って、引き換えにギターのテクニックを手に入れた、というもの。
その十字路はどこかというと、ミシシッピ州、国道の61号線と49号線が交わるところだそうだ。 これも、いわば聖地だろう。 現代に繋がる音楽の、ひとつの大きな柱が、今年「生誕100年」の彼、「ロバート・ジョンソン」。
ロバート・ジョンソンが弾いていたギターは、ギブソンの「L-1」。 ギブソン社のHPから写真を借りて、ここで宣伝しておこう。 2,800ドルくらいだった。
まことに残念なことに。
Robert Johnson: Devilish Detail