シャッターが降りたまま。 ここって何だろう。 店舗か事務所か。
何屋さんか、家に帰って、その名から調べてみる。
「モルタル屋」とのことだった。 モルタルは色々な物を作り出すことが出来る。
若いオーナー自身が鏝士(鏝/コテを使う人)のようだ。
日本の伝統としては「漆喰」が馴染み深い。 そうなると「伊豆の長八」を思い出す。
磯崎新設計の「長八美術館」は、文字通り伊豆にあり、昔訪れたことがある。
江戸の「左官」として、天下一の鏝名人という名声を獲得した「入江長八」。
このモルタル屋さんの将来も、練り上げられ、盛り上げられ、堅固で美しくあれば良いなと思う。
「モルタル屋」を名乗るなら、これらは「自然石」ではなく、当然「作り物」ということになるのだが・・・。 さすがだ。