日本では「エノコログサ」とも呼ばれる。
エノコロには「狗尾」という字を当てる、つまり、狗の尾(犬の尾)の意味。
「犬っころ」を「エノコロ」と転じたのだろう。 相変わらず、センスの無い命名。
穂が犬の尾に似ているから、そのように呼ばれたらしい。
「エノコログサ」が「猫じゃらし」、この植物が「犬」と「猫」両方に関わる名前を与えられたのは面白い。
犬の尾が猫をじゃらす?
現実には、犬の尾に飛びつく猫は少ない、と思われる。 「犬猫の仲」、穏やかでないことの方が多い。
英語の慣用句で、土砂降りの表現に「cats & dogs」と使うくらいだから。
(昔に習った表現なので、今も使うかどうかは知らない)
「エノコログサ」という言葉と、「猫じゃらし」という言葉は、違うところで発生して、同じものを指し、互いに生き延びただろうか。