基板には小さな電気で動く回路が沢山載せられている。 基板上に部品を配置、固定して、その部品間を配線して回路を完成させる。
そのような、ある機能を持った「機械や、電子的・電気的な回路」を入れておく箱を「筐体」と呼ぶ。 ケースとも、ハウジングとも言えるし、囲っているということからはエンクロージャとも言えるだろう。
ごく普通には、人と機械との間を取り持つスイッチだとか動作の様子を示すものは外側から見えるようにし、見なくて良いものは内部に格納される。
ラジオなら、電源スイッチや、動作中であることを示すランプや、同調させるためのツマミや、音量を決めるツマミなどが、お客さんに向いて取り付けられる。 電源を取るためのプラグや、アンテナは背面に用意される。 それらを入れておく箱が「筐体」。
最近は、あまり興味深い筐体には出会わない。 予算が無いのだ。
バブル期までは面白い筐体があったのだけれど、今は機能を満足させるだけ。