ゲイン塔の上に避雷針、もしくは受雷針というべきか、それが取り付けられた。
震災の報道に紛れてしまったけれど、3月18日の13時34分、高さとしては完成したスカイツリー。 634メートルを達成し、5月23日から組み立て用クレーンの解体が始まっている。 写真はクリックすると拡大、塔の左側にクレーンのロープが写っている。 (撮影は、いつもの通り、当blogのスカイツリー担当)
先端のアンテナが雲に隠れることも珍しくない、そんな高さである。
富士山の歌が聞こえてきそう
「頭を雲の中に挿し、四方のビルを見下ろして・・・」
600mはそんな高さ。
ところが・・・、
ところが、なんである。 個人的に、ここで呼び覚まされる想いがある。
広島に家族が住んでいる身としては、「まだ抜けいていない棘」に触られる思い。
600mはそんな高さ。
あの日、機長の母親の名を付けられた爆撃機は、日付が変わってほどなく、テニヤン島から飛び立った。
飛行機は、誤認の可能性が少ない丁字型の「相生橋」を目標にしたそうだ。
そしてリトルボーイは、600メートルほどの高さで炸裂したといいう。
それは、歴史の転換点。
そして、今回の震災も歴史の転換点。
この経験を越えて、日本人はどんな未来を作ってゆくのだろうか。