横浜、金沢文庫に家人の実家がある。(北条実時が開いた「金沢文庫」のすぐ近く)
家は、訊ねてみれば戦前の建物で、建築時から残っている部分がたくさんある。
今回はガラス板の写真を撮って来たが、意外に薄いことが分かった。
ガラス自体が貴重というほどではなく思われるのは、目隠しのための細工も細かいし、手が込んでいるから。 (考え方次第でその逆なのかもしれないが) ダイヤ模様というのか、これは見たことがあるが、植物の模様は記憶に無いものだった。
ガラスの歴史は古いけれど、透明なものを造り出せたことは驚きだっただろう。 話は逸れるが、隕石というものは鉄も運び、地球上でガラスも作った。 不思議な存在と感じる。 金属やガラスは冷たいと言われることが多いけれど、高温で精製されるクール(つまり、ホット)な材質だと思う。
これに対し、樹木などを暖かいとだけ捉えるのは一面的に過ぎて、笑いを誘う。
住んでいる福生のハウスにも、古いガラス板があり、平滑ではなく刷毛で引いたような凹凸が見える。(フロートガラスが実用化されたのは、50年ほど前のこと)
面白がって、ときにそのガラス板をフィルター代わりにして撮影することもある。