日の入りが遅くなって来たとはいえ、厳寒の今月は、布団を干すなんて仕事は、至難の技となる。 日が昇っても、家には光が当たるが庭を照らすまでには時間が掛かる。 影もすぐに庭中を覆う。
庭屋一如(ていおくいちにょ)とは字のまま受け止めれば、家と庭をひとつのものとして作り、その状態を理解し役立て遊びの心を持って生活することだろうか。
でも、そのための知識と技術が必要になりそう。
しかし、そんな生活の達人なんて、そうそう居るものではない。
ただし、ハウスは住人を鍛える。 家がボロだから故に、住民も格闘せざるを得ないといったところだろうか。 その意味で、達人を何人か見てきた。
普通に言うハウスキーピングの土台となるハウス(家屋)キーピングみたいなものだ。
カーポートの屋根は、部屋の延長としても機能し、当然、外の庭なのである。
庭と屋を一如とする架け橋のように、とても役に立つ。 現在は「コスモス様」をお護りしている。
干し柿もここで干せたし、夏はこの日陰が有り難い。 ただし、冬はこの大きな影が庭を西から東へ移動してゆく。
でも、影は短くなり、太陽が一か月前より高く空を行く。
庭に描かれる影を日時計にし、南中時の影を季節時計にしている。
立春が近づいて来た。
Tell Me What We're Gonna Do Now