11月15日は「七五三」という。 実際、その日に行なわれることは少ないだろう。
子供の生存率の低かったことが思われる。 現在とは比べ物にならない数字だったのだろう。 ようやく「人」というものになりかけたことを、祝う日。
この日を数え年で考えるのか、満年齢で考えるのか、これも厳しくは問われない。
日程も、主人公の年齢も曖昧ではあるけれど、秋晴れの日本の目出度い習慣。
猫の年齢で7歳は「中年」、アミの場合は数え年で「7歳」となる。
富士山を見せてくれたアミに、不二家の千歳飴をあげよう。
なんとなく、冬ヴァージョンに入ったアミである。 寝る場所が変わった。 苦しい暑さを乗り越えて、今は暖かいところを探すようになった。 冬毛の猫は可愛い。
この冬の寝場所が決まらない、何を悩んでいるのか分からない。 こちらが用意したベッドが理想的に思えるけれど、コトは簡単ではない。 本人が納得しなくては始まらないからだ。 でも、そこが難しい、言葉で説得できないのだから。
世の中には、親がキリスト教徒の七五三もあるだろう。 これは断片しかないけれど、未来は子供が自ら書けば良いと思う。
Jesu, meine Freude BWV753