畑の作物に限らないけれど、食用の植物が収穫されるとき、それは爆発的瞬間。
一気に葉が茂るとか、実が成るとか、うろたえている時間は無い、人も一緒に爆発しなくてはならない。 つまり、そのときに食べきれないものを「いかに保存するか」。
これ以上に大事な課題があっただろうか。 何千年の歴史がそこにある。
例えば、ワインは「葡萄の保存方法」としては第一級のものだ。
奇跡の発見は人類への恵みとなった。
ここから3回、「梅の保存方法」の特集にしたいと思う。
興味のない方には申し訳ないけれど、今でこそ、なんでもいつでも手に入る(日常の生活の中で気にしなくていられる)「食料の保存」について、実体験を紹介してみたい。
「梅干し」の作り方は、基本的には「梅の塩漬け」ということになるだろう。
干してこその「梅干し」ではあるけれど、極論すれば、干さなくても良い。
「塩漬け」は古来より、食料の有効な保存方法。
塩をして重石をする、それだけのこと。
ご参考 「梅干し礼賛」