庭の白詰草も盛りを過ぎ、ミツバチも見かけなくなってきた。 次の食事場所を探し当てただろうか。 ほかの草も伸びてきたので夕方から草刈り開始。 暑いと辛いので、日が西に傾いてからが良い。 昔はエンジン式の草刈り機を使っていた。 現在は写真にあるような手押し式の草刈り機を使っている。 螺旋状の歯が回転して、ハサミの役割をしながら、挟んだ草を切り取ってゆく。 これは、後ろに付けたバケットに草が飛び込んでゆくところ。
庭に電気を引いて照明が用意されていると、とにかく便利。
日暮れた頃に表庭は刈り終えた。 きょうはここまで。
西の空に一番星。 宵の明星「金星」、美の女神の名そのままに美しく輝く。 夜が始まる前に沈んでしまうところが、大きく輝きながらも悲しげ。 明けの明星となって現れても、薄明に溶け込んで消えてゆく。
宵と夜の境に、夜と朝の境に、瞬くことなしに静かに大きく輝く。
後片付けをしてから、庭でひとやすみ。
昼間の暑さに比べると、随分冷えてくるように感じる。
ということでホットウィスキー、一杯、二杯、三杯。 庭の手入れについて、いつも感じることがある。 例えば草刈り。 やった人間にはその差が歴然と分かる。 自分の為した仕事が確実に明確に目に見える。 剪定でも同様。 これが他人の目には差が分かりにくいようだ、逆の立場でもそんな感じがする。 そういうことって世の中に沢山ある。 ということで、自分で自分を讃えなくてはならないのだ。
昔の草刈り機はこんなのだった。 朽ち果てようとしている。
一番星を使って「猫」を描こうとしたが、カメラの方を逆に動かすのは、相当難しい。
夏の盛りは、まだまだ先のこと。 その前に梅雨もある。 草刈りは、まだ前奏曲。
グールド先生の演奏で