「ノコギリ」一本、サラシに巻いて、「京急・仲木戸駅」から電車旅。 2週間ぶりに横浜旅行。 奥様の実家で庭木の手入れを手伝った。 「新逗子行き」の普通電車が来たのでそれに乗り「金沢文庫」へ。
殆ど電車に乗ることがないので、どんな電車も緊張してしまう。 それでも、最も乗ることがあるのは「JR・中央線」で、この線路(路線)の特徴は真っ直ぐなこと。 ところが、京浜急行のこのラインは、それに比べてジェットコースターみたいだ。
少し事情があって、今年はナツミカンの枝切りを頼まれた。 ノコで挽くと爽やかな良い匂いがする。 高いところに生った実は採れなくなるし、好きなだけ木を大きくさせられるものではない。 毎年、枝を詰めているらしいが、それでも、脚立から木に乗り移らなければ、切りたいところに歯が届かないほど大きい。 一家総出の作業で、姉の庭に日が差し込んできた。
姉上は奥様の姉さんなので、わたしには義理の姉ということになるだろう。
年下の女性を「お姉さん」と呼んでいる。
彼女のボタニカルライフの一場面、作業終了後、写真にしてみた。 バラが好きで育てている。 名前は何度聞いても覚えられない。(そう言えば、「薔薇の名前」という映画があったのを思い出した)
美味しそうな色と質感。
敷地内、母屋の壁際に咲く白いバラ。(そう言えば、55年くらい前に、下関市で波止場近くの喫茶店「白いバラ」というところに行ったことがある。)
日が差したことを、ことさら強調するわけではないけれど、 葉を透かした光は綺麗。
これも、名前をなんと言ったか・・・。
スクリューのような花。
バラではないと思うが、なんだか分からない。
これは見たことがある。
これも見たことがある。
気の向くままに撮ったので、これが本人の意図した庭を表しているかどうか、それは分からないし、季節で変化してゆくものだろう。
これらに覆いかぶさるように「桜」と「梅」と「ナツミカン」が枝を伸ばしていた。 聞こえた話では、キウイも絡み付いているとか。
徹夜明けの次の日のことだったので、疲れはあったし、現地での困難も予想された。
気分は「カーニバルの朝」、といったところだった。