きょうは記念日だ。 1941年、「マレー作戦」が始まる。 苦しい時代が続いた。
だが、絶えず時代は新しい朝を迎えなくてはならない。
朝、庭に出ると、この冬、初めての氷が張っていた。
寒さに心底苦しめられる地方ではないので、雪と同じように氷も楽しみになる。
きょうの朝
「モーニング・グローリー」は、いろいろな事象に当てはめられる言葉だと思う。
今朝の様子、霜が降り、薄氷が光る風景も、僅かな時間にもたらされる「朝の栄光」だ。
「朝顔」もそう言えるし、今度の水曜日深夜に、nhkで再放送される「巨大回転雲」も、
現地オーストラリアではモーニング・グローリーと呼ばれるようだ。きのうの朝
先週、「新横浜」というところへ出張した。
新横浜は新幹線の駅がある。 7万人以上を収容する「日産スタジアム」がある。
第三京浜を下りて、スタジアムの横を通り、「横浜アリーナ」のすぐ近くの建物が現場
だった。 移動には時間が掛かる。 2時間を予定していた。
12月4日、金曜日。 (気象データは「国立天文台」が発表した東京地方の数字)
7時に出発、「日の出は午前6時34分」。 「月齢は17.3」。 「晴れ」。
出発時に思った。 モーニング・グローリーを拝むことがでるかもしれない。
満月の二日後が狙い目なのだ。
月齢が15だとすると月は満月となる。 地球を挟んで太陽と月の関係が180度となる。
日が沈めば月が出て、月が沈めば日が昇る。 この現象は理解頂けると思う。
(これは、片方が沈む時刻に、もう片方が登るという意味でもある)
さて、満月を過ぎると180度という角度の関係はその値を小さくしてゆく。
月の見かけ上の動きは速い。 毎日その位置を変え、太陽を追い掛けるように見える。
そこで面白い現象が起こる。 その日の「月の入りは午前8時25分」。
朝の空に「丸い天体がふたつ見える」のだ。 沈みゆく丸い月と、昇り始める丸い太陽。
もちろん東西が見渡せなくてはならないし、低いところに雲があるときもある。
この日、想い通りの状景に遭遇したのだった。
この現象を勝手に「モーニング・グローリー」と呼んでいる。
それにしても、地球から見える太陽と月が、同じ大きさになるのは不思議だ。
しかも、その日にはもうひとつオマケがついた。
月を2時の位置に、太陽を8時の位置に見る状態で、正面の0時には昇ったばかりの太陽に
横から照らし出された真っ白な富士山が、多摩川を渡る橋の上から見えていた。
音楽の要らない瞬間だと思う。 もっと言えば、芸術の必要ない瞬間ではないだろうか。
ツツジが5月から数輪ずつだが絶えず咲き続けている。