新型の「猫ドア」である。
猫に対して、人が何かを用意してやっても、それを気に入るかどうか分からない。
気に入らない場合は、義理で付き合うなんてことは、期待薄。 例えば、寝ていた場所が
あるからといって、ベッドを設えたりすると、もう、その場所に興味がなくなってしまう。新しい猫ドアの前で、捕まえて外へ出そうとしたら、固まってしまって動かなかった。
無理な計画かと心配したが、なんとか慣れてきた。 こちらが陰に隠れて、猫の出入りを
目撃したときは笑ってしまった。 納得して覚えてもらうしかない。
それがお楽しみとはいかないまでも、いちおう、自由に出入りできるようになりつつある。
ときどき、ドアの横に座って「開けてよ」と言うこともあるが。
これで、出入りが自由になれば、家の中で寝たいときに寝られる。 どこに居ても良い。
その心の余裕が、彼女をより一層、落ち着かせてくれれば嬉しい。
以前より仲良しになれそうな気がする。 しばらくは注意深く見守ってやりたい。