大きくその起源をいうなら「タルタルステーキ」という意見もあるが、あれは基本的には
馬の肉だと思う。 新大陸に移住したハンブルク出身のドイツ人に影響を受けたのか、
その名をハンブルグ風ステーキというものがある。
バンズに挟まれ、軽食としてもお馴染みだ。 ドイツでもパンに挟んで食べるのだろうか、
現在では「ハンバーガー」といえば世界共通のイメージがありそうだ。
ここでは「ファスト・フード」という言葉は使わないでおこう。 定義が難しすぎる。
雑煮の季節が近い。 正月の雑煮には、みなさんそれぞれ「譲れない好み」があると思う。
捏ねた丸餅を茹でるか焼くか、切った角餅を茹でるか焼くか。 これだけでも大きな違い。
味付けも千差万別。 ここは拘らずに、未知な食べ方に挑戦した方が新年の楽しみになる。
我が家では、毎年「京風の白味噌仕立て」の雑煮も冗談のように振る舞われる。
どうやら、白い味噌と白味噌は違うようだが、関東ではその区別が曖昧。
話を戻そう。 餅の形に意味を感じるなら、これは如何?
ハンバーガーのパティの形も、気になる人には「重要な問題」らしい。
(パティを作る人は何と呼ばれるか、考えてみると、それは「パティシエ」?)
ハンバーガー最大手のマクダネルズのパティは丸いものしか知らない。
四角といえば「ウェンディーズ」が有名。 この不況の時代、驚く話ではないが、運営して
いるZENSHO(牛丼の「すき屋」で有名)がウェンディーズを手放すことになった。
ウェンディーは創業者の娘の愛称という。 とにかく、こうやって選択肢が少なくなり、
多様性が失われてゆくのが不況の時代らしいところだ。
今年いっぱいで閉店ということで、いまは凄い人気だろう。
日本からは出てゆくが、本国では頑張ってもらいたい。
ティンカーは鋳掛け屋であり、修繕の才能がある。
残念なことに、日本ではティンカー・ベルの助けは無かったようだ。
ウェンディーのオルゴールは修理したが、ウェンディーズのシステムは再構築できなかった。
ハンブルクといえば出身者の、ブラームスか、メンデルスゾーン。
もしくは、この地で修行したビートルズ。
ジャクリーヌ・デュ・プレのチェロで、メンデルスゾーンの「無言歌」より。