秋も深まり、コスモスもそろそろ終わりを感じさせる。
朝顔はツルを外し、枯れたヒマワリは抜いた。 色々な植物が冬休みに入る。
ミョウガも地上部は始末した。 充分に楽しませて貰った。 ここで収穫量の
最終報告をしておこう、3か月間に渡り総数417個。 有り難いことだ。
きのう、10月31日、本年度最後の草刈りをした。
草はそれほど伸びてはいないが、場所によっては伸びているところもある。
揃えるだけの軽作業。
涼しいと気持ちが良い。 草刈りは暑さとの闘いでもあるからだ。
これで、手押しの草刈り機(別名「カラカラ」)は春まで休養する。
クリーンアップして、CRC。
昔は写真にあるエンジン式の草刈り機(別名「ガーガー」)を使っていた。
当時はどこの家でも機械だった。 初めて経験する草刈りに、迷うこともなく
同じ方法で臨んだ。 草刈りなんて、我々移住者はやったことがない。
しかし、エンジン式はヤカマシイのだ。 近所中が使うなら許されるが、
今は色々な意味で、そんな時代ではない。
以前は週末になり、近所からエンジン音が聞こえてくると、焦ったものだ。
「あ~、ウチもやんなくっちゃ」。
ところが、これらアメリカ製マシンは、どうにも性能が低いものに感じていた。
もちろん、内燃機関に強い人もいるだろうが、曲者で、すぐにグズるのだ。
当時は切実に思った、ホンダ製エンジンの草刈り機が発売されないものかと。
(今はあるらしいが、もう遅い)
というわけで、人力に切り替えて何年も経つ。 ガス機は土に還りそう。
手押しでも、アミにはうるさいようで、彼女は嫌がって逃げまわる。
本年度最後というのは、考えればふたつの意味になるだろうか。
涼しくなって、草刈りの必要がなくなった、ということ。
それから、ハロウィーンなどでお祭りする人たちには、10月31日が一年の
終わりであることは知られている。 年越しの祭りだ、ポンキンパイ。
ということは、きょうは新年の最初の日。
本当に、暦は難しい。
JuliusとAugustusの割り込みで、2か月分がずれたという説もあるが、
基本的に5月から10月まではラテン語の数詞が、当て嵌められていた。
問題は一年の始まりを「何月何日」にするか、ということだろうか。
かなり、ややこしい問題なので、それはキリスト教徒の間で好きにしてくれと
言いたいが、現状はこんな有様となったまま時は過ぎてゆく。
9月のセプトは7、10月のオクトは8、11月のノヴェンは9、12月のデセは
10なので、彼等もDecember/10月を、October/8月と呼ぶのは気持ち悪い
だろうな、と気の毒に思う。
日本人には外国の言葉で意味が分からないから、知ったことではないのだが。
結果、11月のヤーヌアーリウスが年の初めとなってしまった。
ヤヌスの月である。 「入り口の神」なので意味的には始まりに適した名前だ。
第31回夏季オリンピックが「リオ・デ・ジャネイロ」で開かれるそうだ。
ヤヌスはジャニュアリー、そしてジャネイロとも言う。 これはシャレてる、
南米最初の開催にぴったりの地名だ。 「Rio de Janeiro/1月の川」