「ところで、2か月ですよね、慣れてきましたか、まさか、飽きてません?」
「はい、丁度、2か月が過ぎたところです。面白いところも、そうじゃないところも、
見えてきているような」
「写真は毎回、テーマに合わせて新たに撮っているのですか」
「それは両方ですね、昔のものも使います。写真を撮ることは問題ないですが、
ライフ誌からも借りています、もちろん、明確に分かる形で」
「それは何故?」
「そうだなぁ、ちょっと距離をとりたいとか。もちろん、自分では撮れない写真は
存在しますよ。例えば、地球上の何処にでも、好きなときに行けるわけではないし、
ハッブル宇宙望遠鏡は自分のものじゃない」
「そういう答え方は、反感持たれますよ(笑)」
「あはは、確かにねぇ。悪い癖かもしれません」
「さて、では、大変なところというと?」
「やはり、テーマを決めるところが難しい。悩むというか、考えるときもありました」
「ところで、見てると、けっこう、時事ネタってあるもんですね」
「そうなんですよ、逆にそれに追われたりして(笑)」
「音楽を紹介していますが、この意味、というのか、理由というのか、このやり方に
なった過程というのは?」
「音楽を紹介することが目的の人もいます、至極当然。 正直に言って、後から足され
たものです。偶然のオマケみたいに、初日に始まりました」
「ほんとですか、ちょっと信じられないですが。片手間にはできないでしょう」
「最初の最初は、そのテーマについて書いた時点で、自分が聴きたいと思った音楽を
ただ示しただけでした。それが変化して、読んだ人に、その場で聴いてもらいたい
音楽を紹介するように変わりました。自分のCDライブラリから選んでいました」
「現在はYouTubeにリンクしていますが」
「データを添えた方が親切だし、例えば、いわゆるクラシック音楽だと、誰の演奏で
聴くのか、という問題があるので、より、具体化するということです。
同じ動画で同じ演奏を聴けば、見知らぬ読み手が共通の認識を持つわけで」
「共同幻想?」
「いやいや、それは違う。コラ!笑かすな(笑)。表向き、真面目な対談の約束やで」
「YouTubeって音楽専門のサイトではないですが、その辺はどうなんですか」
「まさに、そこは問題です。意外な拾い物もあるのですが、全く探せない場合が
あって、この先、苦しむかもしれないと感じています」
「一応、non tantoの基本形はできたということで。これからも期待してますので」
「そうですね、理想としては、写真だけ見てもらっても楽しめて、読んでも、何か
感じられて、そこに聴いたことのない音楽があれば、楽しいかなと思いますが」
「きょうは、自分がネタになるという経験をしてしまいました。抗議が来たって、
知りませんよ。クモの巣に掛かって絡め取られた気分です」
「あぁ、それはWEBですからね(笑)」
U2 - I Still Haven't Found What I'm Looking For