関東地方は天気が安定している。 蒸し暑いのは疲れるが、それでも週が明ければ
「処暑」となる。 あと僅かの我慢だと思いたい。
ところで、各家庭、各個人のパソコンの設置されている状況は分かりようもないし、
まして、それがノート型なら、使われ方なんて全く想像もつかない。
なのではあるが・・・、みなさん、パソコンって熱いですよね。
洗濯物でも乾かしたくなる、この熱。 冬場は暖房の手助けとなるが、夏の時期、
熱が熱を呼ぶ。 これはマシンにも良いわけがない。
我が家では、ときどき、扇風機の風を当てて熱を逃がす。
専用に冷却ファンを付けても良いのだが、小型のファンの高い音が気になる。
大きなファンをゆっくり回した方が、個人的には我慢できる。
ノート型は本体下側に空間を設け、対流を手助けしている。
発熱ゼロのパソコンは、自分が生きている間には生まれそうもない。
人類が大きく発熱させてきた20世紀。
音楽史的には現代音楽とか20世紀音楽などと呼ぶ。
ドイツ後期ロマン派(好きだが)は、複雑になり過ぎて自ら崩れてゆく。
19世紀、トリスタン和音が調性を曖昧にし、20世紀に入ってシェーンベルクの
12音技法が調性を破壊した、と表現されるのを、聞いたことがあると思う。
20世紀にはこれでもかというほど、音楽的実験が行われた。
この世紀を代表する建築家はル・コルビュジエと、ミース・ファン・デル・ローエ
みたいに言えれば気分が良いが、ここが難しいところではある。
しかし、20世紀の作曲家としてもうひとり、ジョン・ケージを外せない。
とうとう、音楽というものを「音を出さない」ところまで連れて行った人だ。
いわゆるクラシック音楽の歴史は、ここで完全に破壊された。
それはキリスト教の音楽(キリスト教徒の音楽)の大きな曲がり角。
ここまで来れば、新しい音楽が出来るのかというと、そこが簡単ではなかった。
Musik・・・・・John Cage - 4'33"
全てが凍る絶対零度、温度の下限、ゼロケルビン、摂氏で言えばマイナス273度。
273秒を60で割る。4分と、余りが33秒となる。 そういう意味なんだと思う。