リュウゼツランという言葉は聞き覚えがある。
たぶん、竜の舌の蘭と書くと思った。
何十年に一度、花を咲かせ、そして枯れてしまうのだという。
一生に一度だけ花を咲かせる、ということだ。
それ故、世紀の植物とも呼ばれる。
アガヴェの一種にリュウゼツランという種類があるので、アガヴェと呼んだ方が無難みたい。
我が身の最後の年に、ロゼットの中からニョキニョキとマストのような茎が伸び、その枝に花が咲く。
この黄色いところ、地味な花とも言える。 ピークはどれほどなのだろう。
このアガヴェは、花が咲き始めたので今年死ぬことになるのだろう。
次に見たときには、どのような姿になっているのか。
枯れていたら献杯するよ。 この植物を原料に作られるテキーラで。
伊東マリンタウンにて