swan song を辞世の句として考えるなら、それを用意するべき年齢に近づいた。
五月五日、誕生日がやって来た。
被写体が何であれ写真は撮れる。 わたしの写真は自画像だから。
RONGOにある
吾れ十有五にして学に志ざす
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳従う
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず
もう、ホントに自由に撮っても良いのだ。
この言葉を聞いたのは、まさに十有五の歳、
その頃に想像した七十歳って、仙人のようなオジイサンのイメージだった。
まさか、自分がここまで生きて仙人になれるとは、なんと目出度い。