黒顔羊さんは、多様な表現手段を持っている。
最近は二重露光の写真を見せてくれた。
撮り溜めた画像データを切り取ったり、片方をレイヤーにしたり、撮影データを素材に使うのではない。
あくまで、一撃、一撃の瞬間を大事にして、結果的に重なったもの。
フィルムカメラなら、フィルムを空回りさせて、多重に露光を掛けられるけれど、それに似ている。
もちろん、どのような手段を使うのも自由である。
何故、二重(多重)に露光するのか。
それは1枚に納められないもの、一回で撮れないものを組み合わせることが出来るから。
有り得ない状景を演出できる。
組み合わせは被写体ばかりではない、シャッター速度や絞り距離など多重に要素はある。
それを考えつくこと、結果的面白い絵になれば成功だろう。
今回は、同じ対象を二重に撮ってみた。 撮影方法を多重にする。
こういうのって独りでやってても道が拓けてこない。
何人かで取り組むと、自分と違うアプローチに必ず出会う。
ということで、みなさん、羊師匠に習作を見て頂くことにいたしましょう。
4本の脚の付いた赤い椅子を二重に露光して撮ったもの