山中湖の最終回
湖面全部は凍っていないように見えた。
岸辺でフェンスに寄り掛かって写真を撮っていると、向こうの景色が映ることがあった。
氷は、大きく言えば東から西に流れている。
鏡になっているのは氷か水か。
寒さの中で暫し待機。
予定では、青空と、冠雪した富士と、凍った湖面と、氷の無い水面に映る逆さ富士。
結果としては、冠雪した部分くらいしか映らなかった。 でも、感謝。
鳥は大きな氷に乗ったまま、風で流されて来た。 船に乗ってるようでもある。
この氷が流れて来て、逆さ富士は消えた。
鏡面は、波の無い水に思われた。 でも、融けかけた氷だったのかもしれない。
波の立っている水面もあった。
湖面の標高は、約980mということで、最後の写真は湖面から約3,000mの富士。