「平成」も、もうじき終わるという。 なんだか馴染まない時代だったな、と感じている。
どうしても、自分には「昭和」が強く影響していると思う。
その昭和の前の「大正」の話だけれど、神奈川県の「葉山」で「日陰茶屋事件」なるものが発生した。
有名な思想家の「大杉栄」が、「神近市子」という若い女性に刺されたのである。
一見すると、色恋沙汰のもつれのようではあるが・・・。
顛末は、瀬戸内晴美(当時)の「美は乱調にあり」に詳しい。
その「日陰茶屋」、現在は「日影茶屋」と言うみたい。 何故か、経緯は知らない。
陰と影はおおいに違うけれど・・・。 どちらにしても、面白い名だと思う。
曇天の日は地表が大きな雲の影にある、そんな日の写真には独特の雰囲気が。
強い光の追いやられた世界。