我が家は南を向いて建っている。 ということは北が裏となる。
君子は南面す、と言うし、日当りということでこうなったのかな、どっちだって良さそうなもの。
我が家の場合、北側にバスルームがある。 そこにある窓が裏窓だろうか。
細い、通路のような庭があって、フェンスの向こうは駐車場。
ちょうど窓の前に、我が家の前車と同じ「1シリーズ」が停まり始めた。
窓から少し乗り出すと紫陽花も見える。 ということで、裏窓写真。
利休の孫である「宗旦」の息子たちが、みっつの「千家」を名乗る。
次男「宗守」が「武者小路千家」、三男「宗左」が「表千家」、四男「宗室」が「裏千家」。
表とか裏とか、大した意味があるのだろうか。
昔、日本にも「表日本」と「裏日本」があったと思う。
太平洋側は、果てしのない海である。 その先には何も無い。
日本海側は「表日本」だった。 その先には超先進国の「中国」があったのだから。
ところが、太平洋側のその果てに人の住む大陸があることが分かった。
付き合いも深まり、あるときから太平洋側が「表日本」になった。
地球のN極とS極だって入れ替わるのだ、表も裏もない。