世に、甘いもの好きの人がいるらしい。 話に聞くことは多い。
自分のことを考えてみると、甘いものが食べられなくはないけれど、特に好きとも言えない。
甘いものがもてはやされると、その影響は周囲に伝播してゆく。
果物も、甘くなって来ているようだ。 昔より遥かに。
昔が良いというのではない。 第一、「昔」って、いつ頃のこと?
100年前? 1,000年前? 10,000年前?
果物も野菜も、草みたいなものを先祖が代々の努力で食料へと変えていったのだろう。
だから、個人的に「50年前の味に戻せ」と言ったところで、空虚。
でも、最近の急激な変化は、やり過ぎに思われる。
もちろん、そう思わない人だっているだろう。
ときに、果物を頂くことがある。 甘いよ、と言われて食べると、ほんとに甘い。
でも、甘いだけ。 それは激しく甘いだけ。
甘いだけでは、その果物の味が無い。 それで良いの?
物理的に、その甘さを言えば、果糖が多いということだろうか。
あの、老化を早めるといわれる果糖がたくさん。 早く老けたい人が増えた?
本来の味を取り戻して欲しい、と個人的には思うけれど、もう無理なんだろうね。
写真は、家人の実家から送られて来た「庭のナツミカン」。
酸っぱいけれど、ナツミカンの味が楽しめる、これでも充分に美味しいよ。