写真撮影で一番大事なのは「何を撮るか」。
(これは、かなり難しいことでもある。 撮影者の根源的問題だから)
次に、それを、「どのように撮るか」だと思う。
どこから、いつ、その被写体を撮るのか。
先ずはレンズの選択、これは従来と大差無い。 光学系の世界。
カメラ(画像エンジン)の選択、フィルム(イメージセンサー)の選択。
このふたつは一体となってひとつのカメラであることが多い。 三要素の一体型もある。
画像エンジンを経由しないで、「生」データを取り出すことも出来るけれど・・・。
現場的には、相反則を中心にして、絞りとシャッターの組み合わせを決定。
つまり、光(電磁波)のエナジーを思うがままにレコードすること。
そして、様々な後工程。 焼こうが焼くまいが、見える形にするところまでが写真術だろう。
「どう撮るか」、これを迷うのも「写真」の楽しみではあるけれど、現場で決定出来ないときには何枚か撮ることになる。 少し構図を変えたり、ピントの位置を変えたり、絞りを開いたり絞めたり、シャッターを速くしたり遅くしたり。
ここが楽しい時間なのだと思えれば、あなたはフォトグラファー。
楽しくなくても、それが正しく行なえるなら、あなたもフォトグラファー。