確か、4月だったと思うけれど、フォルクスワーゲンのフェルディナント・ピエヒ氏が解任されたというニュースがあった。 取締役会会長は辞していたものの、監査役会会長として自動車業界の象徴のような輝きを放っていた。 それが急に解任された。
どこの会社にも内部の闘いはある。
これも原因はよく分からないけれど「お家騒動」なのだろうと思われた。
彼はフェルディナント・ポルシェ博士の女系の孫にあたる。 その家柄と功績に並ぶ人はいない。
全く不可解なニュースだった。
日本で、フォルクスワーゲンを代表するのは「フォルクスワーゲン グループ ジャパン/VGJ」。
メルセデス・ベンツに対しては苦戦中とはいうものの、唐突なニュースが流れた。
先月のことである、代表取締役社長および最高経営責任者が退任。
このふたつは関係があるのか気にはなったけれど、その興味も薄れて・・・。
今回の大失態は、まだ全容が分からない。 分からないことをとやかく言うものではない。
何が起こったのかは徐々に明らかになるだろう。 もちろん、全てではないけれど。
先日、国土交通省が該当するクルマが日本に230台あると発表した。
それを発表するときなんだろうか。 並行輸入や個人輸入で国内に「持ち込まれている」そうだ。
報道する方もする方だと思った。 魔女狩りのように騒ぎ立てる。
どこぞのテロリスト230人が、武器を持って我が国に潜伏しているかのような言い方。
もちろん犯罪であるならば、糾弾されなくてはならない。
大事なのは、原因と経過を追求して、進むべき道に対策を寄り添わせることだと考える。
なぜ、「民衆の自動車」が、これほどの「あぶない橋」を渡ったのか、興味は尽きない。
しかし、今は各機関の調査を待ちまませんか?