そのあと、昼食を予約した店へ向かう途中、教会に寄って行こう。
わたしが生まれた年の8月6日に着工され、家人が生まれた年の8月6日に竣工したカソリックの聖堂。
世界平和のためのカテドラル。 「世界平和記念大聖堂」
宗教施設は面白いものが多く興味を惹く。 設計は高名な「村野藤吾」。
様式はなんと言えば良いのか、一番大きく分ければ「モダン」、伝統を取り入れたモダン?
不思議なことに、ロマネスクのような、ところがゴシックのような。 これは難しい。
ステインドグラスも在るけれど、そのための窓は小さく構造上は必要なさそうに見えたけれど、ゴシック建築の定番である「フライング・バットレス」が並んでいる。
内部は「三廊式バシリカ」。 これは分かりやすい。
さて、話はちょっと逸れるけれど、
このような施設で、撮影禁止の場合がある。 ここでも、そのような指示があるか探したけれど、見つけられなかったので、取り敢えず撮影。 画像検索しても、たくさん紹介されている。
しかし、この教会のHPで内部の撮影は遠慮して欲しいとあった。
それもよく分かる、けれど、どうなのだろう。
個人的に、わたしが撮影する場合には、
「出来るだけ控え目に、静かに、敬意を持って行なう」。
ストロボだって焚くわけがない。
そんなの、失礼であるし、被写体にダメージを与えることもあるから。
もっと強く言えば、わたしにとって、撮ることは祈ることだ(笑)
遠慮しながら撮った。
ここで尊敬を忘れずに紹介するけれど、この教会から依頼があれば削除しよう。
聖堂の中には誰も居なかった。
家人は歩みを進め、一番前の席で静かに跪いていた。