今までに見たことがないと思われる植物に出会った。
高さは1mほど。 枝先に、丸い果実のようなものが付いている。
面白いのは、その丸いものを3枚の葉みたいなものが包んでいること。
葉は大きく違う形をしているものがたくさんあるので、これは萼なんだろうか。
ようやく、名札を見つけた。
「え?、これがワタ? あのコットンのこと?」
ワタ属らしい。
ということは、この実の中に油の採れるタネと、白い繊維がつまっている、ということ。
もう少し秋が深まれば、コットンボールが見られたのかもしれない。
しかし、生まれてからずっとお世話になっている綿製品。
なのに、それが育っているところは映像でしか見たことがなかった。
確かに日本とコットンベルトの気候とは違うけれど、これは無知としか言いようがない。
誰だって知らないことはたくさんある。 でも、ちょっとショックだった。
例えばの話
「『海島綿』というのはね、『シーアイランドコットン』だけど、西インド諸島の一部でしか栽培されてないらしいよ、現在最も優れた綿花と言われていて、光沢があってちょっとクリーム色が入っている。」
な~んて言ったりしなくて良かったよ。 若い頃って、そういうことをおしゃべりしたくなるからね。
実践を伴わない知識なんてこんなもの。 みっともない!
残り少ない人生、謙虚に生きてゆこう(笑)