それは文字通り真鍮製で、玄関ドアのノブだった。 室内側のノブ。
これは、ねじ込まれている、外して調整や掃除も出来る。
古いもので、中空で成形された美しいもの、我が家の自慢のひとつとも言える。
これが、抜け落ち、取り付けられなくなったそうだ。
原因は、次の説明で分かって頂けるだろうか、「心棒をねじ込むノブ側のタップが馬鹿になった」。
戦後すぐに建てられた家だもの・・・。
考えてみれば、これって、何でも良いのである。 ノブが(心棒が)回せれば機能する。
昼食後はまた仕事に戻らなくてはならない。
有り合わせのもので間に合わせよう。 取り敢えず、仮に対応して様子を見よう。
ということで、削り出したアルミのブロックを嵌め込んでナット掛けしておいた。
古い家には色んなことが起こる。
こんなことで驚いていては「ハウス」には住めない。