先日の夜、夕食の直前に「防災無線」。
最近は「迷い人」の捜索願いばかり。 もちろん、聞けばそれが気になる。
その夜は、「火災が発生しました」の放送。 市内に何台もあるラウドスピーカから声が流れる。
地名からは、近所ではないと思っていたのに・・・。
我が家が面している「わらつけ街道」を緊急自動車が何台も通る。
アミがサイレン音が嫌いなので、困ったなぁ、と思いながら聞いていた。
どうも近所が騒がしい。
窓から見るとすぐそこ100m先の交差点が、赤い光に照らされている。
消防車のライトが華々しい。 そうだ、あの地名には「飛び地」があった、と家人。
そして玄関のドアを開けると、あろう事か「煙が漂っている」。
でも、火事の様子はない。
風が吹いた。 その風に煙が消えていった。
なんだこりゃ、こんなときに花火やってんじゃない!!! 近くの子どもである。
家に流れて来たのはこの煙。
赤い光に包まれた地域も動きが無い。
そして徐々に、野次馬も少なくなり、赤い自動車も帰って行った。
あの場所が火事だったのだろうか。 でも、消火作業はしていないようだ。
のちに、防災無線が聞こえた。 「先ほどの火災は小火(ぼや)にて鎮火しました」。
問題点はふたつ。
出動先が遥か遠いと思えた地域なのに、同じ地名で近所らしかったこと。
道路に立ちこめた煙は、近所の子の花火遊びで、それが偶然に重なったこと。