ワインを置き過ぎてはいけない。
前世紀の終わり頃、山梨県のワイナリーまで買いに行ったもの。
丸藤葡萄酒の「ルバイヤート」、1995年とある、20年近い保存。
セラーは持っていない。 ワインに関しては、あれこれ言う人があまりに多く、しかも内容が一貫しないし、もぉ~、ウンザリする。 そんなことに耳を貸すほど、残りの人生は残ってないのだ。
これは冷蔵庫で静かに寝かされていたもの。
それで良いのだ、否、それではダメだと、ご意見が噴き出しそう(笑) こっちは吹き出しそう。
冷蔵庫では、ゆっくりと熟成が進むだろう。 それは確信する。
熟成を楽しみたければ、もっと温度を高く保存すれば良い。
味を言葉で表現する能力はないので、語らない。
とは言え、愛想無しもヨロシクない、無理矢理ひとこと探すなら、
口に含んだ瞬間に「肉喰いたい」と思った。 そんな感じ。
ウマル・ハイヤームの詩から
「神よ、そなたは我が酒杯を砕き、
愉しみの扉を閉ざして、
紅の酒を地にこぼした、
酔っているのか、おお神よ。」