東京の文京区に「茗荷谷」というところがある。
谷と言える場所なのかは知らないけれど、ミョウガの畑があったのだろう。
我が家の「ミョウガ畑」は、春には「ハナニラ畑」だった。 勝手に時間差を付けて、その同じ場所が使われるなんて、凄いことではないだろうか。
その畑の中に、同名の「百合子さん」が数人住んでいる。
ミョウガの元気な葉に囲まれながら。
花には見事な「ムクリ」と「ソリ」。
百合子さんたち、若いときのお肌の張りは、それはそれは大したものだなと思う。
久しぶりの雨が、彼女たちに潤いを与えると思ったのに、雲は南を通って行った。