1853年に発表されたヴェルディのオペラ「椿姫」はとても有名。
原作は、巌窟王「モンテ・クリスト伯」、「三銃士」などを書いたアレクサンドル・デュマの「同名の息子」が書いた。
(同名ということで父を「大デュマ、息子を「小デュマ」とも呼ぶことになった もしくは息子という意味の「fils」フィスを最後に付ける)
本人による戯曲板が上演されたのは、わたしが生まれる100年前。
オペラでは、ヴィオレッタ・ヴァレリーという高級娼婦が主人公。
白い椿の花を身に付ける。
ヴィオレッタはヴァイオレット、椿がスミレに変わった。
そしてタイトルも変えられた「椿の花の貴婦人」から「ラ・トラヴィアータ」(道を踏み外した女)。
どうして、こういうことになったのか。 ここには「ややこしい話」がたくさん含まれているんである(笑) ま、なんでもそうかもしれないけれど。
近所に大きな赤い椿の木がある。 我が家からもよく見える。