「称名寺/しょうみょうじ」、何度も紹介しているので、簡略に。
北条実時が開いたと言われる真言律宗の寺院。 金沢北条氏の菩提寺でもある。
実時が残した蔵書を元とした文庫がその起源となり、いわゆる「金沢文庫」が生まれることになった。 日本最古の図書館といわれる。
現在では県立図書館として親しまれ、称名寺の文化財も展示されている。
家人の実家の法事はこの寺の世話になっている。
故人と関わりのない坊さんが経を上げるのではなく、永い付き合いのご近所さんに対しての法要なので、それは本来的にまともなものであり、違和感の無いものだった。
昔ならそれが普通だったと思うけれど、今では寺との付き合いも薄いだろう。
通夜は若住職が担当し、葬儀には住職が来て火葬場まで同行した。
庭園は、宇治の平等院や平泉の毛越寺などと同様に、浄土式庭園となっている。
もちろん、桜の木もあり、週末は見物の客でにぎわっていた。
夜の参道には提灯が飾られ、空には月が見えた。