東京を始発とした東北新幹線は「新青森」まで行く。 新幹線の駅には「新」が付いた名前の駅がいくつか在る。 新青森へ行っても、実際の目的地が「青森」である人も多いだろう。 ここからは奥羽本線に乗って青森駅を目指す。 自由席ならどの電車に乗っても構わないそうだ。 時間も僅か5分ほど。
この駅舎も、周囲はまだまだ整備されているとは言えない。
そんな中に、例の如く現代的な建築が前後関係無しに存在する。 近隣との調和などを考えなければ、駅舎としての機能は充分で、何の問題もない。
車内の清掃など、システムが完成していて、見ていて気持ちが良いくらいだった。
駅員もそれぞれの役目を果たし不足がない。 でも、駅舎を覆う大きなガラス越しに外を見ると、ちょっぴり悲しいのである。
青森の魅力って、こういうことじゃなくて、もっと深くて太いものがあるのだろう。
このもどかしさが、拭えない。
偶然訪れることになった、見知らぬ土地。
でも、行けば記憶に残り、気になるもの。
ついつい、この地の天気予報など見てしまう。