「写真とは背景である」、とも言えそう。 そのくらいに背景は大事。
いくら興味を惹かれる被写体でも、余程のことがない限り、背景が気に入らなければ撮ることはないと思う。 それが、緊急にして需要な場合でなければ。
例えば、得体の知れない飛行体を空に見つけたら、電線が邪魔だとか、光線が良くないなんて言ってられないけれどね。
透過光の見える木の葉の背景は、工事のときの臨時の塀に使うものだと思う。 地面に突き刺してある。 そこに縦方向の錆模様。
それが木の幹のように見えた。 マグリットの絵を思い出して、何だかおかしい。
水たまりも意外な景色を映し出し、面白い背景を作ってくれる。
舞い散った落ち葉と空の電線、自然のものと、人工のもの。